2023年 第26週
～水痘、手足口病、
ヘルパンギーナ、
新型コロナウイルス感染症～

2023年 第26週 (2023.6.26 ～ 2023.7.2)

【定点把握対象疾患】
[水痘]
　仙南管内で注意報レベルを超えました。
[手足口病]
　大崎管内で警報レベルを継続中です。
[ヘルパンギーナ]
　塩釜管内で警報レベルを超えました。
　仙南、大崎、石巻、仙台管内で警報レベルを継続中です。

～今週のコメント～
【手足口病・ヘルパンギーナ】
　例年夏季に流行がみられる小児の急性ウイルス性の感染症で、いわゆる夏かぜの代表的なものです。
手足口病については、先々週から引き続き、大崎管内で警報レベルを継続中です。
大崎管内の手足口病患者より検出されたエンテロウイルスA71型は、時に無菌性髄膜炎や脳炎等の中枢神経合併症を伴うことがあるので注意が必要です。
　また、ヘルパンギーナについては患者数が増加しており、今週は塩釜管内で警報レベルを超えたほか、仙南、大崎、石巻、仙台管内で警報レベルを継続中です。
感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染です。
家庭内のほか、学校・保育園等の集団生活での感染に特に注意し、予防対策に努めてください。

【新型コロナウイルス感染症】
　今週の患者報告数は前週の425名から551名に増加しており、気仙沼を除いた全ての管内で増加しています。
今後も動向に注意して、基本的な感染対策に努めてください。

【宮城県保健環境センター（宮城県結核・感染症情報センター）より参照】
（令和05年07月06日更新)