2024年 第3週
～インフルエンザ、咽頭結膜熱、
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、
新型コロナウイルス感染症～

2024年 第3週 (2024.1.15 ～ 2024.1.21)

【定点把握対象疾患】
[インフルエンザ]
　仙南、塩釜、石巻管内で警報レベルを継続中です。
　大崎管内で注意報レベルを超えました。
　気仙沼、仙台管内で注意報レベルを継続中です。
[咽頭結膜熱]
　大崎、仙台管内で警報レベルを継続中です。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
　大崎管内で警報レベルを超えました。

～今週のコメント～
【新型コロナウイルス感染症】
　　新型コロナウイルス感染症は引き続き増加傾向で、今週の報告数を保健所別でみると塩釜、大崎、石巻、仙台管内で特に先週から増加しています。
今後の動向になお一層注意が必要です。
基本的な感染対策や「咳エチケット」を心がけましょう。

【インフルエンザ】
　インフルエンザは2週連続して増加し、仙南、塩釜、石巻管内で警報レベルを超えています。
検出されている病原体に着目すると、県、仙台医療センターウイルスセンターともに、これまでのA型インフルエンザウイルスに加えて、B型インフルエンザウイルスも検出されるようになりました。
B型インフルエンザは、年明けから春先にかけて流行することが多いことから今後の動向に注意してください。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、高熱・咽頭痛・嘔吐などを主症状とするA群溶血性レンサ球菌による上気道感染症です。
感染経路は患者との接触を介するヒト-ヒト感染が主であり、家庭、学校などの集団生活によるものも多いとされています。
県は2023年第50週に仙南管内で警報レベルを超えたことから注意喚起を行いましたが、今週大崎管内で警報レベルを超えました。
例年流行のシーズンであることから今後の動向に十分注意し、手洗いなどの感染予防対策を心がけましょう。

【宮城県保健環センター（宮城県結核・感染症情報センター）より参照】
（令和06年1月25日更新)