2023年06月23日
2023年 第24週 (2023.6.12 ~ 2023.6.18)
【定点把握対象疾患】
[手足口病]
大崎管内で警報レベルを超えました。
[ヘルパンギーナ]
仙南、仙台管内で警報レベルを超えました。
大崎管内で警報レベルを継続中です。
~今週のコメント~
【手足口病・ヘルパンギーナ】
例年夏季に流行がみられる小児の急性ウイルス性の感染症で、いわゆる夏かぜの代表的なものです。
今週、手足口病の患者数が大崎管内で警報レベルを超えました。
またヘルパンギーナについては前週から患者数が増加しており、今週は仙南、仙台管内で警報レベルを超えたほか、大崎管内で警報レベルを継続中です。
感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染です。
家庭内のほか、学校・保育園等の集団生活での感染に特に注意し、予防対策に努めてください。
【レジオネラ症】
県内では今週8例の報告がありました。
レジオネラ属菌は土壌や環境水中に生育する菌で、エアロゾルを発生させる人口環境(冷却塔、噴水、ジャグジー等)や循環水を利用した風呂などの増加が、感染の機会を増やす一因でないかと考えられています。
50歳代以上に発症者が多く、農作業での感染が疑われる例があることから、高齢者は特に注意が必要です。
免疫力を落とさないよう日頃から体調管理に努めるとともに、肺炎またはインフルエンザ様の症状が長引く場合は,必ず医療機関を受診してください。
【宮城県保健環境センター(宮城県結核・感染症情報センター)より参照】
(令和05年06月22日更新)